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応援メッセージ 126
本プロジェクトへご参加いただき誠にありがとうございます。
みなさまからたくさんの応援をいただき、とても嬉しく思っています!
本日は皆様にお届けするオリジナルムービー「冷たいキス」のプロット第3章を公開します。
第3章「辻村とソンホ」
辻村と久美子は都内でデートをしていた。過去のしがらみや日常を忘れて、二人は解放されたように無邪気に過ごした。別れ際、噴水の前で、久美子は自分には彼氏がいることを打ち明けた。戸惑う辻村だったが、「それでも構わないから会って欲しい」と久美子に伝えた。久美子の返事は曖昧だった。
次の日の夜、BARのカウンターで辻村は目を覚ました。昨日のデートの話をヨンイルに語っているうちに眠ってしまっていたのだった。
一方、そんな辻村をよそに、久美子はドヒョンとデートをしていた。
辻村がヨンイルに追加で酒を注文した時、ソンホが店に入ってきて、いつもの席に座った。ソンホも辻村と同じく、この店の常連客になっていた。辻村は少し前の自分と似たような目をしているソンホのことが心配になって声をかけた。ソンホは「CONNECT」というバンドのボーカルで、恋人に裏切られたショックから、最近上手く歌うことができなくなり、バンドの練習にも参加していないという。ソンホはテーブルの上に置かれたネックレスを切ない表情で見つめた。そのネックレスはバンドメンバー全員が共通で身につけているもので、元マネージャーでソンホの恋人でもあった明美が、バンド結成時にプレゼントしたものだった。ひとしきり話し終えると、おもむろに立ち上がって歌い出すソンホ。しかしその声はか細く、とても人に届けられるものではなかった。ソンホは静かに涙を流した。大切なものを失う苦しみを理解する辻村は、ソンホの歌声を取り戻すために協力することを約束した。
そして次の日から思いつく限りの様々な方法を試していった。ある日、ソンホは練習で失恋ソングばかり歌わせる辻村に疑問を投げかけた。すると辻村は答えた。「失恋ソングは次の応援ソングでもあるんだよ」と。その言葉を聞いてソンホは少し気持ちが楽になった。
数週間後、辻村とヨンイルの協力のおかげで、ソンホは見事歌声を取り戻した。閉店後のBARで三人は祝杯をあげた。そしてソンホはおもむろにカバンから二枚の紙を取り出した。それは来週の「CONNECT」のワンマンライブのチケットだった。
いかがでしたでしょうか。第3章では「CONNECT」のボーカル・ソンホと辻村のエピソードをお届けしました。
次回、3月3日(土)に第4章を公開します!
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第3章「辻村とソンホ」
辻村と久美子は都内でデートをしていた。過去のしがらみや日常を忘れて、二人は解放されたように無邪気に過ごした。別れ際、噴水の前で、久美子は自分には彼氏がいることを打ち明けた。戸惑う辻村だったが、「それでも構わないから会って欲しい」と久美子に伝えた。久美子の返事は曖昧だった。
次の日の夜、BARのカウンターで辻村は目を覚ました。昨日のデートの話をヨンイルに語っているうちに眠ってしまっていたのだった。
一方、そんな辻村をよそに、久美子はドヒョンとデートをしていた。
辻村がヨンイルに追加で酒を注文した時、ソンホが店に入ってきて、いつもの席に座った。ソンホも辻村と同じく、この店の常連客になっていた。辻村は少し前の自分と似たような目をしているソンホのことが心配になって声をかけた。ソンホは「CONNECT」というバンドのボーカルで、恋人に裏切られたショックから、最近上手く歌うことができなくなり、バンドの練習にも参加していないという。ソンホはテーブルの上に置かれたネックレスを切ない表情で見つめた。そのネックレスはバンドメンバー全員が共通で身につけているもので、元マネージャーでソンホの恋人でもあった明美が、バンド結成時にプレゼントしたものだった。ひとしきり話し終えると、おもむろに立ち上がって歌い出すソンホ。しかしその声はか細く、とても人に届けられるものではなかった。ソンホは静かに涙を流した。大切なものを失う苦しみを理解する辻村は、ソンホの歌声を取り戻すために協力することを約束した。
そして次の日から思いつく限りの様々な方法を試していった。ある日、ソンホは練習で失恋ソングばかり歌わせる辻村に疑問を投げかけた。すると辻村は答えた。「失恋ソングは次の応援ソングでもあるんだよ」と。その言葉を聞いてソンホは少し気持ちが楽になった。
数週間後、辻村とヨンイルの協力のおかげで、ソンホは見事歌声を取り戻した。閉店後のBARで三人は祝杯をあげた。そしてソンホはおもむろにカバンから二枚の紙を取り出した。それは来週の「CONNECT」のワンマンライブのチケットだった。
いかがでしたでしょうか。第3章では「CONNECT」のボーカル・ソンホと辻村のエピソードをお届けしました。
次回、3月3日(土)に第4章を公開します!
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